警備保障業務を円滑に遂行することを目的に開設・利用する無線システムで、基地局と多数の移動する無線局で構成されます。

略 史

昭和36年 7月(1961) 日本で初めて警備保障会社誕生
昭和42年10月(1967) 警備保障専用周波数の割当てと免許


(1) 警備システムの概要


 警備システムには、主として、次のような種類があり、それぞれ警備に関する情報に基づき、管理センターから警備員に無線を利用して指示、指令を行います。

  ア 機械警備
 セキュリティに関する様々な機器を使用して、遠隔集中監視を行い、各種警備業務用機械装置から検出される異常情報に基づき、緊急対処要員を急行させ、発生した異常事態の収拾と拡大防止を行う業務です。
  イ 常駐警備
     オフィスビル、商業ビル、銀行、ホテル、美術館など様々なタイプの施設に、 ガードマンが常駐して行う業務です。
  ウ 警備輸送
     貴重品や危険物を自動車、列車、飛行機、船舶等で輸送する際に、複数の警備員によって、盗難等の事故の発生を警戒する業務です。
  オ 身辺警備
    一般にボディガードといわれ、人の身体に対する危害の発生を、その身辺で警戒する業務です。

 

警備業の電波利用のイメージ図


(2) 使用されている無線設備

据置用送受信機(400MHz帯)


○ 車載無線設備 ○ 携帯型無線設備
車載型送受信機(400MHz帯)
 
携帯型送受信機