船舶や航空機が遭難した際に、位置を知らせるためのビーコン電波を発射する装置です。コスパス・サーサット衛星がEPIRB(Emergency Position Indicating Radio Beacon)からの電波を受信し、迅速な遭難救助を支援します。

○ コスパス・サーサット(COSPAS・SARSAT)

 

 コスパス・サーサットシステムで使用する非常用位置指示無線標識(EPIRB)は、遭難船舶から自動的に離脱、海面に浮上し、電波を発射する装置です。
このシステムは、地上局がEPIRBから発射された遭難警報用周波数406.025MHzの電波を極軌道周回衛星経由で受信し、衛星が測定したドプラーシフト等の情報を基にEPIRBの位置を算出します。

EPIRBの写真