@ 製造・供給コントロール
     都市ガスの消費量は、季節、日時により変化するため、その変化に的確に対応するには、送出量予測、製造計画をガス製造所へ指令をすること、また、製造所の稼動状況や製造したガスを貯蔵・供給するホルダー内のガス保有量を監視する体制が必要となります。ガスの安定供給を行なうため制御に信頼性の高い無線回線を使用しています。
  A ガスの輸送状況の一括集中監視
     ガス輸送はパイプラインによって、製造所より、高圧、中圧、低圧と順次圧力を落としながら輸送しますが、その状況を集中監視し、異常時にはガバナーにより圧力変更、供給経路対策等を的確に行なうため信頼性の高い無線回線が使用されています。
  B 緊急時の総合指令
     ガス漏れ、地震等、緊急事故発生時には、各事業所の情報収集、製造・供給上のチェック等、災害対応等の指令に無線回線が使用されています。
  C 地区供給
     ガス漏れ等の事故通報に対応するため、無線による緊急車両の出動等に当たって移動通信系がガス供給地区毎に使用されています。