電気事業用としては、電力会社の本店と支店、電力所等の間をマイクロ波通信で結び、「電力系統の運用・保護及び給電指令に関する情報」の伝送に電波が利用されています。
 全国的な給電の需給調整を行うため、中央給電連絡指令所と各電力会社間に無線通信回線(マイクロ波回線等)を設置し、電力の融通、需給調整等、広域運営に必要な情報の伝送を行っています。
 また、移動通信系は、送電線の巡視、点検、事故復旧、発変電所の運転・保守に使用されています。


(利用システム例)

略 史

昭和26年 2月(1951) 送電線の保守及び営業配電サービス向上のため移動通信使用開始 60MHz帯及び150MHz帯使用
昭和28年 3月(1953) マイクロ波回線導入整備


  電気事業に使用されている通信系の周波数

固定系    400MHz帯
       6.5GHz帯
       7.5GHz帯
       12GHz帯

雷観測レーダ 5GHz帯

移動系  60MHz帯
     150MHz帯
     400MHz帯