放送は、「一般公衆によって直接受信されるためのラジオ、テレビジョン、データ伝送、又はファクシミリによる無線で送信されるシステムです。」と放送法に定められています。
 
 具体的には放送は、市民の生活に必要な情報を提供し、安心して豊かな暮らしを支えるサービスを行っています。このため電波法によって無線設備の周波数や空中線電力の技術基準を厳しく定め、安定的に利用できるよう配慮されています。
(例:中波放送用周波数の許容偏差は、10Hz、また、空中線電力の許容偏差は上限5%下限10%となっており、一般の利用者が安定的に聴取できるようになっています。)


略 史

大正14年 3月 (1925) 中波放送
(社団法人)東京放送局(大正15年に(社)日本放送協会発足)
昭和10年 6月 (1935) 短波国際放送開始。(社)日本放送協会が北米西部とハワイ向けにスタート。昭和27年から国際放送(ラジオジャパン)
昭和26年 9月 (1951) 中波民間放送開始
中部日本放送、新日本放送(現毎日放送)
昭和28年 2月 (1953) 白黒テレビジョン放送開始
昭和29年 8月 (1954) 短波放送開始
(株)日本短波放送(現ラジオNIKKEI)
昭和35年 9月 (1960) カラーテレビジョン放送開始
昭和39年10月 (1964) 東京オリンピックをカラーテレビジョンで衛星中継
昭和44年12月 (1969) FM音声放送開始
昭和60年11月 (1985) 文字多重放送(テレビジョン) 開始
平成元年 6月(1989) 衛星テレビジョン放送開始
平成 3年11月 (1991) ハイビジョンステレオ放送開始
平成 4年 1月 (1992) コミュニティ放送制度化
平成 4年 3月 (1992) 中波ラジオステレオ放送開始
平成 4年 4月 (1992) 通信衛星(CS)によるアナログテレビジョン放送開始
平成 7年 4月 (1995) FM多重放送(見えるラジオ)開始
平成 8年 6月 (1996) 通信衛星によるデジタルテレビジョン放送開始
平成12年12月 (2000) BSデジタルテレビジョン放送開始
平成15年10月 (2003) 地上デジタル音声放送(試験放送)開始
平成15年12月 (2003) 地上デジタルテレビジョン放送開始
平成16年10月 (2004)

衛星デジタル音声放送開始(2.6GHz帯 MBSAT)


○ 日本の放送の歴史




○ 放送サービスにおける電波利用