○ 航空機に搭載されている無線機

 航空機に搭載している電波を利用する無線機器には、無線航法に利用するものと通信に利用するものとがあります。

@ 無線航法設備
 VOR/DME、ATCトランスポンダ、気象レーダ、電波高度計、救命無線機、ILS受信機、ADF受信機

A  無線通信設備

 VHF/HF/インマルサット衛星無線電話、VHF/インマルサット衛星データ通信


 ○ 航空機内の無線操作卓

 航空無線航行援助局の電波を利用し、航行の安全運行を行う計器や、地上の航空局からの管制指令を受けて通信操作を行う各種の装置がコックピットに並んでいます。  
  航空機のコックピット


 ○ 航空機に対し管制通信を行うコントロールタワー

 コントロールタワー(航空局)は、管制区域内を航行する航空機の運航管制と離発着等の空港管制を行います。
コントロールタワー


 ○ 航空交通管制

 航空路を航行する航空機に対し、管制情報及び航空機の安全航行に必要な気象情報等を提供するため、管轄空域の航空交通管理センタが管制を行っています。
航空管制送受信所


   航空管制とは、航空機の衝突事故防止のため、航空機間及び他の障害物との安全間隔を設定すると共に、航空交通の秩序ある流れを維持促進することです。
 航空管制は、地上からの指示により行われます。@航空路管制とA飛行場周辺の管制(飛行場管制、進入管制、ターミナル・レーダ管制及び着陸誘導管制)の2つに区分され、タワーの行う管制は、飛行場管制と進入管制です。