日本沿岸を航行する船舶が公衆通信を行うため、陸上に設置した海岸局と船舶に設置した移動機との間で行う内航船舶電話(沿岸無線電話)は、昭和28年に導入されましたが、平成8年には船舶地球局とN-STAR衛星との間で行われる衛星通信システムサービスの開始により終了しました。
略 史
昭和28年(1953) |
NTTが150MHzによる、50海里内の沿岸を航行する船舶に対して公衆通信のサービスを開始 |
昭和54年(1979) |
周波数を250MHzに変更 |
平成 8年(1996) |
N-STAR衛星のSバンド(2.6/2.5GHz) を利用し日本国内を含む、ほぼ200海里経済水域内の船舶、自動車等の移動体サービスを実施した。250MHz帯を用いた沿岸無線電話サ−ビスは終了。 |
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(1)沿岸無線電話構成
日本全国沿岸50kmをサービスエリアとする海岸局を配置し、周波数は250MHz帯、移動機切替えチャネル数は312、送信電力は基地局が20W、移動機が5Wで構成するシステムです。
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沿岸無線電話のシステム構成図 |
(2) サービスエリアの構成
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日本沿岸のサービスエリア図 |
(3)沿岸無線電話の設備
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システム構成図 |
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