
コードレス電話は、加入電話機に接続された親機と電波で結ばれた子機が親局を中心に一定の範囲を移動しながら使用できるシステムです。
コードレス電話には、信号の変調方式が異なるアナログ方式とデジタル方式の2方式があります。また、微弱な電波を使用し利用距離の短いものがあります。これらのシステムは、電気通信サービスとして誤接続、誤課金を防止するため、システム技術の標準化が行われています。

略 史
昭和55年
(1980) |
NTTがMM方式コードレス電話の導入
使用周波数帯250MHz/380MHz |
昭和62年6月
(1987) |
コードレス電話は免許を要しない無線局となる。
無線設備の標準化(RCR STD-13)
微弱電波(RCR STD-14) |
平成 8年
(1996) |
デジタルコードレス電話(PHS)導入(RCR STD-28)
使用周波数帯 1.9GHz |
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(1)アナログ方式 コードレス電話
使用周波数:250MHz/380MHz
空中線電力:10mW以下
(注) コードレス電話の標準規格
小電力無線設備
RCR STD-13
微弱電波の無線設備
RCR STD-14 |
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(2)デジタル方式 コードレス電話 (PHS:Personal Handy Phone System)
PHSは、事業者が屋外に設置した基地局を利用して行なう電気通信サービスです。
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デジタルコードレスの子機の規格
使用周波数:1.9GHz
空中線電力:10mW以下
(注)技術標準規格の番号 RCR STD-28
PHSは、通話の他に、データ通信に利用できます。
伝送速度、64kbps
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電気通信事業者が設置する基地局 |
○ ハンディ型端末機
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携帯端末の機種 |
○カード型の例(コンピュータに挿入して使用する)
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