マルコーニ(1874-1973)は、1895年にイタリアのボローニア近郊の、自宅の裏庭から火花送信機により、モールス符号のS(3つの短点)を発射し、約2.4kmの距離で受信に成功しました。これが最初の無線電信の実験です(無線電信の発明)。
 また、1901年、イングランドの西端とカナダのニューファゥンドランド島セイントジョンズ間で実験を行い、初めて3600kmの大西洋横断無線電信に成功しました。

渡英直後のマルコーニ
(Marconi plc提供)


【マルコーニの初期の無線電信機】  

マルコーニの初期の無線電信機(マルコーニ財団提供)
4球リギ式火花間隙(手前)と誘導コイル(後)からなる送信機
マルコーニのコヒーラ検波器 受信機(右)と印字機(左)(マルコーニ財団提供)

マルコーニの大西洋横断実験に使われたポルデュの扇形送信アンテナ(Marconi plc提供)